CFJ「最強のチームビルディング」とは?
Ⅱ なぜチームビルディングが効果的なのか?「成長のプラットフォーム」開発へ

CFJオリジナルのチームビルディングは、
約6ヶ月の期間をかけて経営者、部署やチームのリーダー及び
サブリーダーへ、状況に応じながらチームビルディングプログラムを
行っていきます。
なぜ6ヶ月か?その理由は、人が変わるのにはそれなりに
時間がかかる、ということです。
人の習慣は、変え始める努力をし続けて3ヶ月目で
ようやく変わってきます。
さらにそれから3ヶ月~半年の間にそれが習慣化され定着します。
つまり新しい学びや技術を、自分の能力として使い、
十分な力を発揮できるようになるまでには
6ヶ月以上の時間がかかるということです。
単純に人が新しいことを「知って」「理解して」
「行動(実行)できて」「成果を出す」までのプロセスは、
誰しもが通らざるを得ない道です。
チームビルディングアプローチは、治療に例えると
表面的なケアで症状を一時的に改善させたり、
緩和させる対処療法ではなく、その根本から体質を変えていく
原因療法のイメージです。
チームや部署、組織のリーダーやサブリーダーが、
チームビルディングの3要素である、
「人材力」「組織力」「関係力」について徹底して学び、
理解して、実際に行動に起こしながら、
何度も何度も繰り返し自身のチームで実践&循環させることで
その行為を定着、習慣化させていきます。
それにより、チームを構成する各個人の創造力や個性、スキルを
さらに伸ばし、同時に組織としてのビジョンや目標をも共有した、
一枚岩の強固なチームを創り上げていくことができます。
会社の「経営力」を押し上げていくのは、
こうした各個人の創造性や能力を最大限に活かしながらも、
しっかり信頼で結ばれたチームとして戦える組織になることです。

グローバリゼーションとインターネット世界を通じての
あふれんばかりの情報が、猛烈なスピードで進む製品やサービスの
コモディティ化を生み、日本国内では人口減社会が更に拍車をかけ、
グローバル企業はもちろん中堅中小企業にとってもその環境の中で
どのように競争していくかが大きな課題になっています。
この課題に対してのアプローチを一歩間違えれば
坂道を転げ落ちるように企業は没落していく時代に突入している
と言ってよいはずです。
その中で企業はどのように勝ち残っていくかは只一つ、
「常に付加価値の創造(イノベーション)を猛烈なスピードで起こす」
しかないのです。
市場に対して、常に新しいアイデアや、
価値のある商品を生み出し続けることが要求され、
今後さらにその競争は激化していくでしょう。
この厳しい時代の中で、「付加価値」や「アイデア」を
生み出していくのは誰でしょうか?
それは、組織を構成する一人ひとりの個人の力であり、
それをさらに磨きかけていく仲間(チーム)です。
チームビルディングとは、結果を出すための
「多様な個人の創造性を最大限に活かしながら
信頼関係を生むコミュニケーション力を活かしたチーム創り」であり、
この考え方やメソッドを組織に所属する全員が
身につけることができれば、それこそが唯一無二の
「最強のチーム」と呼べる存在になります。
このような組織や会社はどんなに競争が激しくなっても、
勝ち残れる力を持ち得ます。
それは勝ち続ける「成長のプラットフォームを持った組織」
とも言えるでしょう。

チームビルディングの現場でよく耳にすることは
「本音で話すと関係が壊れるのではないか?」
「チームが空中分解するのではないか?」
「関係が壊れたら修復できないのではないか?」
という声です。それでも一方では、
「チーム内の××さんの行動が納得いかない。
何を考えているんだろう?」
というように、本音でぶつかっていきたい気持ちあります。
右の図はアメリカの学者ブルース・タックマンが、
ひとつの強固なチームができるまでに必ず通る道として
法則をまとめたものです。
4つの発展段階で、コミュニケーションとメンバーの関係を
説明するモデルです。
前述の「チームが空中分解するのでは」という心配は、
2.「嵐」の段階を思うからです。
ここを超えて成果を導いていくためには、
「必ず嵐の段階を超えて、成果の段階に導く」という
リーダーの強い信念が大事です。
さらにこのタックマンモデルをチームのメンバーが
知っておくことも重要です。
なぜならチームのメンバーが成果の段階へ導いていくための
協力者となってくれるからです。

メンバーが集まり関係性が築きはじめられる段階。
まだチームに慣れていない状況です。
メンバー間のさまざまな「違い」が明らかになり、
不安が高まる段階。メンバー同士の「衝突」や、
協力に対する「抵抗」といった行動も表面化。
チームとして機能していない状態です。
チームの規範やルールが確立される段階。
不安だったメンバーに希望の兆しが見え始めます。
チームが成果に向けて機能している段階。
メンバー同士の団結力や協力関係が確立されます。